たぬきは静寂の生き物という印象があって。
存在感も動きもとてもひっそりとしているイメージで。
実はお話をいただく前に原作に出逢って偶然読んでいたのですが、
アニメになるなら「君」に声はつかないでほしい…！とさえ思っていました。
藤との静かな生活の中なら、藤の耳にならきっと、君の息遣いも聞こえてくるんじゃないかなと思いながら、1話1話、徹底的に寄り添うように吹き込ませていただいています。
『雨と君と』の世界は、緻密で繊細で可愛くて、どこかそっけないけど優しくて。自分の中の目も当てられないような部分にさえ、そっと居場所をもらえたような気持ちになれる作品です。
アニメ版『雨と君と』ぜひ楽しみにお待ちください！

原作の独特の雰囲気をアニメという別のフォーマットで表現するため、キャスト・スタッフ一同、息づかいやちょっとしたニュアンスも、繊細に丁寧に作業していて、収録中も手応えを感じています。
そんな中、お父さんは時に大胆な表現も必要なパートであり、その振り幅を楽しみながら演じています。
映像はもちろん、音もとっても大切な作品。
完成した本作がどのように皆さんの心に届くか、私も楽しみにしています。

今とは名前が違う短文型SNSに当時突然流れて来た、タヌ…いえ、不思議な犬との新たな暮らし。非日常に見える一匹(？)と一人のやりとりは、思いのほか繊細で、慌ただしく過ぎる毎日の中で、ついつい、取りこぼしてしまいそうなものばかりで、実はひっそりと楽しみにしていました。そんな“君”と“彼女”の日常に、ちょっと強めのスパイスな家族、藤の母を演じます。ゆったりとした時間に色を添えられたら…どうぞお楽しみに。

原作のあたたかな雰囲気がアニメでも感じられて、ニコニコしながらアフレコに参加させていただきました。
それはアニメーションの映像もそうですし、早見さんや麦穂さんをはじめとした皆さんのお芝居にもとても温かさと癒しをいただきました。
本当に大好きな作品なので、僕もキャストの一人として作品を彩れていたら幸いです。
アニメ放送をお楽しみに！

ワコさんを演じさせていただきます、花守ゆみりです。
新婚のワコさんとテルくんですが、ワコさんのお腹の中には実はもう一人家族がいます...！
幸せと、優しさと、ちょっぴりの不安。
雨の日のような愛しい作品にできるよう、精一杯演じさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします！

それはそれは優しい世界‥あなたもきっと雨の日が好きになるはず。
何気ない日常の中で出会うちょっと変わった“君”との物語、私はその日常の更に変わった動物病院の先生を演じました。
もちろん私も雨の日が好きになりましたよ。（笑）